万年筆の修理依頼は11時の予約でしたが、最寄り駅の千石駅に到着したのが10:50と際どい時刻でした。
行った事ない場所だし、地図見ても分かりづらい場所っぽいから。
素直に交番に入って尋ねました。
したら凄く丁寧な年配のお巡りさんが、懇切丁寧に道順を教えてくれました。
派出所を出るときも、僕に向かって敬礼してました。
恐縮です。
言われた通りの道順を歩き、迷うこと無く職人さんの工房に到着。
ザ・下町だね。
実際町を歩いているのは爺ちゃんち婆ちゃんばっかでした。
今回の目的は勿論ペリカン120の修理依頼ですが、オマケとして工房見学があります。
自分も独立して職人やっていたからね。
どんな機械や道具を使って、どんな配置なのか気になるんよね。
まぁ含みのある言い方ですが「想像通り」でした。
職人さんとのやり取りの途中、他にお客さんが来たので一旦表に出ました。
画面左にある足がそのお客です。
首軸の割れは二カ所あり、ペン軸とニブがズレているとの診断でしたね。
前からこのペリカン120は本当に120?と疑問だったんですけど、こちらの職人さんも「ペリカン120はスチールニブで14Cではなかった筈なんだけど……」と言われてました。
やはりニブだけどっかから取ってきたのかも知れません。
僕は急いでいないのですが、あちらが気を遣って下さいまして。
仕上がりは5月末までになんとか仕上げると言ってくれました。
首軸を交換ではなく、取り敢えず接着補修をするとの事。
それだったら自分でも……なんだけど、それは言っちゃいけないお約束。
お任せしましょう。
工房を出たのがお昼前だったので、千石駅のそばにあるお蕎麦屋さんに入りました。
大ざると瓶ビールを注文。
まさかヱビスビールが出てくるとは思わなかった。
美味しいからいいんだけどさ。
お代は大ざる1,000円でビール中瓶750円でした。
ちょっと贅沢なお昼ご飯ですね。