岩波新書の「魔女狩り」という本を初めて読んだのは確か18の頃。
ポルポトといいナチスといい、一部の人間の誤った思考が人々の心をウイルスのように支配感染してゆくさまがとても怖い。
人は常に差別をしてゆかなければ、己を維持できない生物なのかも知れませんね。
この本は18の頃から何回か読み直していましたけど、40代になってからは読んでいなかったと思います。
なぜ突然読む気になったのかと言いますと、実は漫画のデビルマンって結局は「魔女狩り」的なストーリーへと展開してゆくのです。
きっかけはこれをご参照下さいな。
http://missingkiry.hatenablog.com/entry/2017/02/25/221527
20代の頃にカンボジアのツールスレーン博物館に行って来ました。
かつてポルポト派がロンノル派の人間、もしくは疑わしき人達を拷問や処刑などをしていた建物です。
詳しくは映画「キリングフィールド」を観るといいそうです。
僕はまだ観たことがありません。
今夜はバッハを聴きながらスコッチを飲んで、この本を読むのです。