わのじ大学 1〔古代中国〕

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こんにちは。

わのじ大学の時間がやって参りました。

早速授業を始めましょう。

 

 

皆さんは古代中国の四大発明とは何かをご存じでしょうか?。

まずは「紙」。

それ以前はおそらく木、もしくは竹の板に書き物をしていたのでしょうね。

 

紙が発明されたからなのか「印刷」も発明されました。

でも当時は版画レベルの技術だったと推測します。

 

そして「羅針盤」。

羅針盤の発明によってそれまで星や太陽といった天空に頼っていた旅も、大した知識もなく北なら北へ・南なら南へと向かえるようになったでしょう。

すげーよ、古代中国。

やるじゃん、古代中国。

 

で、もう一つは何かと言うと、それは「火薬」なんです。

火薬を手に入れた中国は、それを竹に詰めてパンパンと鳴らしました。

これが爆竹の始まりです。

だから竹という字が使われているのですね。

中国の方は爆竹が大好き。

大きな音で悪霊や邪気みたいなものを祓えるそうです。

 

 

ところで……

そもそもどうやって火薬の発明に到ったのでしょうか?。

それは人間のダメな心である「ちょんぼしたいなぁ~」という、いわば楽して手に入れたいという願望からなんです。

ではその楽とは何ぞや?。

 

古代中国では「仙人」になる事がある種の人達の間でステータスでありました。

今で言うなら「おれビッグなロックスターになりてぇ」みたいなもんです。

ベム・ベラ・ベロなら「早く人間になりた~い」ですね。

仙人になれた特典といたしましては、不老不死というチケットをゲット出来る事。

これはいつの時代においても、人類の究極の1つのテーマであります。

だけど仙人になるには一朝一夕という訳には行きません。

気のとーくなるような修行を積まないと、仙人のせの字にも到達出来ません。

もしかしたら修行を終える前に死んでしまうかも知れないしw。

そんなの本末転倒じゃん!。

ならどうすりゃいいんだYo~!。

そう騒ぎ立てる駄々っ子は一人や二人ではなかったはず。

たぶんね。

そんな時誰かが言いました。

「だったらさ。仙人になれる薬を作ればいいんじゃね?」と。

賢かった古代中国人がいきなり現代中国人の発想へとシフトしてしまったのです。

やがて仙人になる薬を作るという事が1つの学問となり、それを「練丹術」と呼ぶ非常に怪しいオカルトティックなカテゴリーが成立してゆきます。

小保方もビックリ Σ(゜Д゜) 。

 

 

ある日ひとりの練丹術師が木炭と硫黄・硝石を混ぜたものを作り出しました。

故意なのか偶発的なのかは判りませんけど、とにかくその混ぜ物に火がついた時に派手に燃えたのでしょうね。

彼のノートには「この調合、メッチャ燃えるから気を付けなきゃ (๑´ڤ`๑)  テヘペロ」と書き記されました。

これがそう「火薬」なのです。

その後他の練丹術師が木炭・硫黄・硝石・蜂蜜を混ぜたものを作ったはいいがやらかし、身体中に大火傷をおいオマケに家も燃やしてしまいました。

僕も中学生の時に友達の李君の家で爆竹を一箱爆発させてしまいました。

次の日に学校の先生から「李の家で爆弾を作っていたそうだな」と、こっぴどく締め上げられました。

それはともかく、人類はこういった失敗を乗り越えて火薬という強力な爆発物を手に入れ、後に銃という武器へと発展させていったのです。

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果たしてこれは面白いのか?。

とにかく今回の講義はこれで終わり。

次回のわのじ大学は銃の始まりの話となります。