必要ないんですけど、YAMAHAの古いメトロノームをヤフオクで落札しました。
余りにもボロいしお安いしで不憫に思えて。
これをリペアして再出品しようかどうか。
取り敢えず作業に当たりました。
機械的な部分と木部の構造も知りたかったし。
僕は歯車とか苦手なんで、こんな歯車機械を考えた人って凄いと思います。
取り敢えず本体から機械を外して、絵筆で埃を払います。
機械仕掛けを見て「シンプルだなぁ」と呟くも、絶対に自分では設計出来ない訳でしてね。
箱内部に製造年月日のラベルがありまして、7月27日は読み取れましたが……。
肝心の昭和なん年なのかは読み取れず。
職場で数人に確認してもらったところ、昭和20年が正しいと判明しました。
70年も前のメトロノームだけど、機械部分は少しもガタつきなく、歯車のへたりも激しくはありませんでした。
木部は正面下部の板が外れてセロテープで固定されていたので、恐らくですが木部が壊れたので余り使用されなかったと推測します。
あくまでも自己解釈ですよ。
再塗装も施すつもりなので、本体に釘止めされている真鍮ラベルや金物を外します。
念のため釘の部分にラスペネという油を塗布しました。
木部に油が付くと塗装ムラに繋がるんですけど、金物パーツ優先で作業をしました。
2枚目の画像のパーツは拍子を決める物です。
拍子の頭にチン♪ってベルを鳴らす為のパーツ。
左から2/4拍子・3/4拍子・4/4拍子・6/8拍子となってます。
なのでこれを稼働させる為の歯車が4枚ある訳ですね。
もしかした拍子頭を鳴らさない事も出来るかも。
この類いのメトロノームはどの様にして、テンポの調整をするのか疑問でした。
答えは意外と単純でした。
振り子の芯にネジを打てる様になっており、そこを締めればテンポが遅く出来る仕掛けです。
なので初期設定ではテンポは早目なのかも知れませんね。
リペアが終わったら確認出来ましょう。
本当はヤフオクに再出品ではなく、知り合いで引き取ってくれる人が居ればいいんですけどね。
取り敢えず声を掛けた人達には軒並み断られました(笑)。
僕でさえ必要ないのに、楽器やらない人にとっては正に無用の長物だもんね。
古い塗装もペーパーで落としたので、次回は塗装からとなります。
たまにはこう言った作業も楽しいものです。