ダージリンの出る幕なし

職場のお嬢が通って来ているという町へ。

スンゲー遠いんだけど、興味本意とブログネタの為にレッツラゴー。

自宅を9時頃に出て、千葉駅に到着したのが9時40分くらい。

お目当ての電車はなんと!。


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一番右の表示板が示している様に、8番線から10時17分に銚子行きが出発するんだけどさぁ。

30分待つという……。

この時点で「アカン」臭プンプン。

どうなるのでしょうか?。

やる事ないからお蕎麦屋さんに入って早めの昼食。

単なる理由付けだよね。


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国産海苔のそば500円。

お高いだけでした。

お蕎麦をすすり終えてから、8番線のホームベンチで座って列車を待ちます。

暫くしてから列車が到着したアナウンスが流れたんだけど、列車の姿は見当たらず。

それもそのはず。

4両編成の為僕が座っていた所まで列車が来ないという。


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こういうローカルルールってあるよね。




千葉駅から14個目の駅が目的地でして、到着したのが11時40分頃。

遠いね。


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八日市場駅。

勿論この駅は初めて降ります。

今回は九十九里の海を見に来たんだけと、事前のリサーチで松山庭園美術館にも行こうかと。

なので駅員さんに「松山庭園美術館へはどのバスに乗ればいいのでしょうか?」と尋ねました。

「う~んと。なにしろバスが1時間に2~3本だからねぇ……。次のバスはと言うと……。13時40分発だね (๑❛ڡ❛๑) 」って……。

今「1時間に2~3本」って言ったよね。

それなのになんで2時間後なんだよ。

ちょっと、いやかなりイラッとしたんだけど、そこは大人の対応を取りまして「ではそこまで歩いていけそうかな?」と尋ねました。

回答は「ムリッ」の即答。

こうなりゃ松山庭園美術館は諦めて海だけでも見たいぞ。

ならば南へ向かって歩こうじゃん。

敢えて駅員さんには徒歩可能かどうか問いませんでした。

駅の跨線橋が立派な駅です。


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駅そばから田んぼが広がる町ですね。

いいもんです。


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コサギが田んぼの中で食事中。

オタマジャクシでも探しているのかな?。


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海に向かった当初から、ちょっと嫌な予感がしていたのね。

風は南からの風なんだけど、全く潮の香りがしないの。

僕が南と思っている方向が間違っているのか、それとも海がとてつもなく遠いのか、僕の鼻が詰まっているのか。

疑念を抱きながら歩き続けるのがツライ。




それにしても田んぼばっかだなぁ。

ここは匝瑳市(そうさし)なんだけど、お隣の多古市(たごし)のお米(多古米)が有名だからかね。

時折園芸用に販売するのか知らないけど、露地植えの植物があります。


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なんの植物か不明。

こちらはクチナシです。


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オオスカシバというイモムシはこの葉を良く食べます。

ケツに針みたいに尖った物を付けた、緑色のイモムシだから見れば直ぐに判るよ。

こちらはアベリアかな?。


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なんでもいいや。




ここらで本気で「やっちまってない?」って思い始めてきてさぁ。

ちょっと脚を止めてGoogleマップで位置の確認したのよ。

目の前には地面に沈んでしまった家があってワロタ。


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そんな事よりも海まであとなんぼ?。

マジここまでで1時間掛かっているんだけど……。

ふむふむ。

ここから海まではぁ、これまでの距離の約2倍あるのかな?。


……


…………


………………


……………………


…………………………



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マジかいな。

したら計3時間歩く訳じゃん。

ぼーぜんとしながらも、北朝鮮よろしく苦難の行軍を続けましたけどね。

ふっと空を見上げて……


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自分のしている愚行に気が付いた。

引き返そう。

今ならまだ軽傷だ。

それにこれは撤退ではなく、あくまでも撤退的前進なのだ。←知波単学園




引き返している途中でお魚屋さんを発見。

こんな所に突然お魚屋さん。

ビックリだよ。


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近くに寄って写真を撮ったんですよ。

これはカキ。

岩ガキかな?。


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するとお父さんカツオを捌き始めてくれました。


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九十九里沖でカツオなんて聞いたことないな。

まぁいっか。

お父さんありがとうございます。




無意味に来た道を引き返すのも詰まらないから、大通りから駅に向かうことにしました。

この道を辿れば匝瑳市街に出れるみたいだし。


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僕は街という字よりも町のが好きです。

ところで駅員さんが言っていたバスなんですけどね。

ここら辺を回る循環バスみたいですよ。


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確かに恐ろしいほどに本数が少ない。

あんま出しちゃうと赤字もいいとこなんでしょう。

特に観光名所がある町でもないですから。

すごすごと歩いていたら通り沿いに家具製作の木工所発見。


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看板もないけど、使っている機械からして100%家具屋です。

小綺麗にしている工場なんで、結構いい物を製作していると思われます。

さらに駅方向に向かいましたらまた家具製作木工所発見。


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こちらは多分和家具を専門に製作されている工場です。

専門的には「指物(さしもの)」って言います。

都内で指物を生業にされている職人を「江戸指物師=江戸指(えどさし)」と言いまして、知り合いが何人か居ますけど皆さんももうご高齢です。

食えないから後継者も居ないしねぇ。




そんなこんなで駅前に到着したのが13時40分。

たっぷり2時間歩いたね。

ちょうど松山庭園美術館を経由するバスが出た時間。

ちょっと泣けてきた。

余りお腹は減っていなかったんだけど、駅前のお店で済ませてしまう事にしました。

何よりビールが飲みたかったのよw。


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昔ながらの喫茶店みたいな雰囲気ね。

お目当てはイワシのフライなんだけどぉ。


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エビとイワシのミックスフライにしましょう。

全部食べきれるかなぁ~。

まずはとにかく「生ビール下さい!」。


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千枚漬けみたいのも出てきました。

本当は脱水している時にアルコールはいけないんだけどね。

そして食事が運ばれてきましたよ。


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これで980円。

生ビールは540円。

ちょっとお高い感じですね。

意外にも全て食べ切りました。

これには自分でも驚いた。




食事が済んだのが14時10分くらい。

次の列車は14時19分発。

グッドタイミングだね。

こんな所があったので中に入ってみました。


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観光センター。

駅員に相談するよりこっちに来れば良かった。

そしてそれが現実的な事となります。


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おぉっ……


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レンタルサイクルやってるじゃん _| ̄|○。

駅員さんよぉ……。

そこ教えるところでしょ?。

使えねぇなぁ。

確かにね。

自分でもそう思って八日市場駅周辺のレンタルサイクル探したの。

ネットで。

で、じゃらんの情報だと皆無でさぁ。

あー、やられた。

自転車あれば松山庭園美術館か海のどちらかには行けたな。

スゲー悔しい。

でもまぁ、これも自分のリサーチ不足だよね。

いい教訓となるでしょう。

いや~リベンジしたいね。

そう思いながら千葉行きの列車に乗り込みました。

珍しく企画倒れとなってしまい、申し訳ございませんでした。