そうして僕は目黒駅に到着しました。
お茶の水から新宿に出て、山手線に乗り換えて目黒の順です。
今日の目黒川は寒々としていました。
寄生虫館は目黒通り沿いにあるので、そぞろ歩きながらあちこち見渡します。
結構昔ながらの町並みなんですよね。
お魚屋さんがあったりお肉屋さんがあったり。
でも僕の気を引いたのはこれ。
「風」は理解できるけど「火花」はいまいち理解に苦しむな。
なんとなく「うちはサスケ」と「うずまきナルト」の関係みたいだしw。
寄生虫館の細かい場所を説明すると、目黒通りと山手通りの交差点のちょい先なんだよね。
ちょうど歩道に地図がありました。
ほらほら、ここ。
地図に載っているという事はお金を支払っているんですね。
ここまで来たら目と鼻の先ですよ。
ねぇ~。
車では何回も、徒歩ではこれで3回目のお通りです。
毎度「入ろう」と思いつつも「また今度」になってしまっていました。
さぁ、レッツらゴー。
入った途端にこんな感じです。
この陳列が部屋のセンターにどーんとありました。
僕は一生懸命パシャします。
スゲーまじまじモードです。
適当にパシャしたヤツを貼りますね。
人間に住み着く寄生虫はいくつかいますよね。
僕が寄生虫の中で1番コエーなぁと思っているヤツが居るんですよ。
そいつは鳥に寄生したいから、先ずはカタツムリに宿るんですね。
で、鳥に食べてもらいたいからめっちゃアピールするんですよ。
それがこいつ。
この緑とか赤になっている部分です。
これはイモムシの擬態をしているそうでして、実際はうにうにと動いていて気持ち悪いの
一応YouTube貼っときます。
とっても目立つから鳥も「んっ?」て思って、「なんや、イモムシやんけ。おやつ代わりに食うたろ」となるわけ。
そして見事鳥の中に寄生してやがてその卵は糞と一緒に排出される。
それをカタツムリが食べると。
なんかとても無意味なサイクルなんだけど、寄生虫にしてみたら有意義なのね。
ハリガネムシって言う寄生虫はカマキリとかに寄生して、宿主の行動を完璧にコントロールしちゃう。
ハリガネムシは水の中でないと交尾か出来ないのかよくは知らないけど、とにかくある時期がきたら宿主を入水自殺へと誘います。
入水完了を確認したハリガネムシは、宿主の体を突き破って水中デビューを果たします。
もうね。
スゲーよ、寄生虫。
2階もありまして、1階と同じような陳列の仕方でした。
スペースがないから仕方ないですね。
昔インドに居た時にこんな病気に架かっている人を何人か見ました。
こうなってしまうと仕事もロクに出来なくなるので、大抵は「バクシーシ」と呟きながらもの媚いをしています。
最初は傍に寄られると正直「うっ」って思ったけど、人から人への感染はないと知ってからは普通に接していました。
でもインドでバクシーした事は1回もありません(施しをあげる事です)。
どこの国に行ってもですけどね。
手足の像皮病も辛いですけど、男としてはこっちのが辛いかも。
陰嚢水腫って……。
まんまやんけ。
葛飾北斎も描いているそうですから、江戸時代にも普通にあったんですね。
なんかこれ見ていたら芥川の「鼻」を思い出しました。
やっぱ普通の体ってヤツが1番ですよね。
2階も観てからお土産を買いました。
それはまた別報告で。
それよりも。
広言通りちゃあんと募金してきましたよ。
1000円をね。
これが募金箱コーナー。
可笑しくなっちゃって手が震えちゃった。
だってぇ。
カード決済の募金もおKなんだもん。
へぇ~。
僕は1000札を細く折りまして……
募金完了。
ずっと行こう行こうと思っていた寄生虫館。
思っていたよりショボかっ……楽しかったので良かったです。
皆さんもぜひ!。