「木工に戻る具体的な予定はありませんか」
そう書かれています。
彼は僕より15歳程年上。
引退されても僕の事を気に掛けてくれています。
年賀状だけではなく、メールでもです。
また、とある木工所の社長達からも「早くうちに来いよ」って、ちょいちょい言われてたりもします。
ありがたいものです。
正直僕もちょっと考えてはいたんですよね。
家具職人に戻ろうかどうか。
別に今の職場に不満はないんですけど、会社に対しては不満はあるんですよ。
昇給は1年に1度ありますけど、その金額がなかりセコくて。
1,000円ですよ。
笑っちゃうでしょw。
じゃあ10年居てやっと1万円上がるんだね。
そう思うとつまらないじゃないですか。
求人票には基本給の5%と記してあったのに。
その辺の疑念も拭い切れないままだったし、職人に戻るいいきっかけかな?とも思い昨年所長に胸中を語ったのですね。
しましたら「絶対に辞めさせない。何が何でも辞めさせない。お金の事は会社になんとかさせるし、出来ない筈がないから早まらないで」と言われました。
後日常務取締役と所長・僕の3人で会談。
謎の5%の件について常務は「あれは0から5%って意味です」。
それを聞いた所長は「なんだよ、詐欺みたいじゃん」と常務に言いました。
「いやはやちゃんと最初に説明するべきだった」と言われたけど、どっちにしろ1,000円の昇給には納得出来ないのでそこを伝えました。
所長も援護射撃してくれまして「彼に1,000円はないだろ。5%上げたってそれでも足りない位だよ」と。
「分かりました。では取り敢えず年棒は〇〇〇万円まで一気に上げます。そして暫くは5%の昇給にします。後は昇進してもらって、自力でお給料を上げていって下さい」という話になりました。
図式的に「給料に不満だから辞める」→「給料上げるから辞めるな」になったんだけど、この言わなきゃどうにもならないって本当に嫌なんですよね。
誰だってお金の事で会社とゴニョゴニョしたくないじゃないですか。
だから少しは会社の方で推し量って貰いたいものです。
周りの人は僕がリアクションを起こしたから、固唾を飲んで見つめていました。
そして「どうでした?」「どうだった?」の雨嵐。
皆さんも各々不満なんですよ、1,000円の昇給に。
それがゴネたらどうなるのか?と結果を知りたい訳です。
「『年棒は上げてやる』と言われたけど、さてどうなるでしょうね」とだけ伝えました。
実際口約束で終わった人もいるしね。
そうなったらそうなったで動きやすくはなる。
多分皆もゴネたいんだけど、返り討ちに合うって解っているから。
給料の件でゴネ出した時に会社がます最初に言うのは「資格を取るのも給料を上げる一つの手段。だからまずは資格を取りなさい」。
先ずはこのハードルを突破しないとね。
だから僕は資格を取ってきたんだよ。
短絡的でもなかったんだよな。
ちなみにあれからお給料は1円も変化なしですw。