今から15年程前に都内の専門学校で、木工の授業を担当していました。
ある年の時に同じ高校から来たという、ヤロー2人が居てとても仲良かったんですよ。
バイト先も同じという徹底振り。
A野はひょろガリな体型で、K岡は推定120キロ程ある巨漢でした。
見た目からしてとってもマッチするペアでしたねw。
当然お昼も一緒でして館内でお弁当を販売していたので、いつもどちらかが二人分のお弁当を買ってきて食べていたんです。
A野は毎回ランダムにお弁当を選び、あとおまけで焼きそばを買っていました。
かたやK岡は意外にも唐揚げ弁当だけで済ませていました。
余りにも毎日唐揚げ弁当を食べているので「飽きないの」と尋ねてみたんですよ。
奴いわく「考えた事がない」と。
「あっ、じゃあ今の俺の一言で気になり出して、近いうちに唐揚げ弁当に飽きてくるよ」
そう伝えてから2日後に、奴はしょうが焼き弁当を食べていました。
いい仕事をしたと思いました。
先にも書きましたけど、奴等は交代で弁当を買いに行ってました。
A野が買いに行った時には、お弁当二個と焼きそば一個で箸が三本渡されていたそうです。
でもK岡がお弁当二個と焼きそば一個を買いに行くと……
「A野君の時は箸を三本貰えるのに、俺の時は箸一本しか貰えないんですよ」
wwwwwww。
くっそワロタ。
それは購買のおばちゃんは悪くない。
しょうがない。
やっぱ人が沢山居る場所って色んな事が起こりますよね。
もう6年くらい前ですかね。
やはり生徒だった奴の話を長編で書きました。
「僕と橋本君と雀と涙」というタイトルで。
あの頃は僕のブログを知り合いが沢山読んでいたので、色んな人から感想を頂けてちょっと嬉しかったです。
自分の書いたものについて意見を聞けると云うのは、色んな意味において参考になります。
いま知り合いは、1人しかこのブログを読んでいないと思います。
それはさておき「僕と橋本君と雀と涙」という長編は、何回もはてなブログを飛ばしているうちに削除してしまいました。
再掲出来なくて残念であります。
とっても気が向いたら、リニューアルバージョンとして書こうとは思っています。
どーでしょうかね。