寄生虫館に行ってたまげたのが、ホルマリン漬けの寄生虫とかではなくこちらです。
ちっこい寄生虫を手描きでスケッチですよ。
しかも面相筆で。
面相筆って日本人形作る職人さんが、顔を描く時に使用する筆です。
ご自分のは死ぬほど大切に扱っていると思います。
漆用の刷毛なんかもそうですね。
漆刷毛は人毛なんでとても貴重です。
一体どうやってここまで正確に描けるのかな?と考えていましたら、案外単純な方法で描いていたようです。
顕微鏡に鏡を取り付けていますね。
そしてこの様に使っていた模様。
あいやー。
なるほどね、でしょ。
もうある意味での「作品」になってますよ。
一個描くのに平均でどれくらいの時間を要したのでしょうか?。
そこを知りたかったな。
また本を出版するにあたって、原稿を何度も加筆・校正した跡がありました。
見ているだけで勢いを感じます。
これを執筆した人と、絵を描いた人はもちろん異なりますよ。
研究は分業制を敷いていたようです。
まぁ、当然か。
餅は餅屋だ。
今現在寄生虫を研究している人は減っているそうです。
研究してもその先がお金にならないんでしょうね。
それとも研究しつくされた?。
いやいや。
まだ謎な寄生虫は沢山いますよ。
代表的なのが「芽殖弧虫(がしょくこちゅう)」で、世界で14人だけ寄生されたのが解っているそうです。
で、そのうち14人が死亡。
致死率100%w。
さらにその14人のうち6人が日本からのエントリーだったそうです。
めっちゃ日本の確率高くてワロタ。
この寄生虫は成体が確認されていないそうです。
発見されてのは全て幼体だったそうで(なぜ幼体だと判るのか不思議だが……)、最終宿主は人間ではないのでは?と言われているみたい。
謎です。
謎はロマンです。
ゲテモノ食いは避けた方が無難な様子です。