Lostkiry
4月 15TH 2016
駆け抜けろ♪この~荒野~♪
タブレットで映画を観ていましたら奥さんが「何を観ているの?」と聞いてきたので「こてこてのマカロニウエスタン。『夕陽のギャングたち』ってやつ」と答えました。
すると奥さんは「ふ~ん。そもそもマカロニウエスタンってどういう意味なの?」って。
いい質問ですねぇ~。
ねぇ、池上彰先生。
またまた間違えてもーた。
さてマカロニウエスタンとは何であるのかを、ご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?。
何となく「西部劇?」みたいな感じでしょうか。
大雑把には正解!。
西部劇というともう無意識のうちにアメリカ映画と思われますけど、実は実はイタリアを始めヨーロッパで結構作られていたのですよ。
特に有名だったのがイタリアで、撮影はユーゴスラビアかスペインで行われていました。
イタリアと言えばスパゲッティですから、正確にはスパゲッティウエスタンと呼ばれています。
だけどスパゲッティウエスタンが流行っていた当時映画評論家の淀川長治氏が「スパゲッティじゃ細くて軟弱なイメージじゃん。マカロニの方が太く短くでワイルドな感じしない?。だからマカロニウエスタンと呼ぼうぜ。さよならさよならさよなら」と言い出したそうです。
ですからスパゲッティウエスタンの事をマカロニウエスタンと言って通じるのは日本だけです。
全く大した爺さんですね。
ちなみに淀川長治氏は生涯ホテル住まいだったのは有名な話。
そんな下りがございましてのマカロニウエスタンですけど、アメリカのウエスタンに比べるとちょっとパロディー要素も入っています。
それを邪道だと思う方もいらっしゃるでしょうけど、それはそれで面白いし見応えのある映画ですよ。
単純に「通快ならいいじゃない」というジャンルだと思います。
中味がないというメタファーとしてマカロニなんだ、という話もあるけどなかなかどうしてストーリーもしっかりとしていますよ。
興味が湧いたらぜひご覧下さいな。