わのじ大学 〔歴史 狩猟民俗の発明と発展〕

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こんにちは。

わのじ大学の時間がやって参りました。

早速授業を始めましょう。

 

 

遥か昔。

人類が初めて手にした武器と言えば何でしょうか?。

多分そこらにあった石とか棒でしょうね。

その時の需要としては動物性タンパク質を得るために、狩りの効率を上げたいがゆえ獲物にアタックしたと思われます。

もしくは自分達に襲ってくる肉食獣を蹴散らすためとか。

どっちにしろ素手じゃムリっすよ。

だがしかし石や棒を持ったからといっても所詮は肉弾戦。

腕力や筋力のある者が有利なのは変わりありません。

これは人間同士の争いでも同じこと。

「もうちょっと何とかしてーなぁ。ちくしょう」と考えた奴が居たかどうかは定かではありませんけど、「ほな、この石を投げてみるかいな」と思い投げてみたら思いのほか破壊力高くてビビったよ!と驚いたに違いありません。

この投石という行為は未だに世界中の扮装地帯でごく普通に行われています。

イスラエルなんて「この地の石で投げられた事のない石は存在しない」とまで言われています。

イスラエルパレスチナのお話も少し掘り下げると面白い話が出てきます。

でも今回は割愛。

 

 

人は石を振り回していただけの行為から投石という技を得ましたけど、皆が皆イチローみたいなレーザービームの強肩を持っている訳ではありません。

もちろん力のある者がより遠くへ、そして力強い石を投げられたでしょう。

力はなくてもコントロールは抜群だよっ!という輩も居たでしょうけどね。

そうこうしているうちに人はまたまた発明をします。

「長い棒で獲物を刺せばいいんじゃね?」って。

これが槍です。

じきに石を割って作った矢じりなんかも槍の先に着けたりして。

しかも投げる事も可能な武器。

俺達最強じゃん、ウヒョーとなって小躍りする人間。

だけど動物たちもバカではありません。

そう易々と人間たちの食卓に登る訳にはいかないのよね。

「なんか2本足のあいつら変な棒を持ってるときヤベーから、離れていた方がいいぜ」と口コミで動物界へと広がってゆきます。

動物たちの取る距離は人間が槍や石を投げても届かない。

仮に届く距離だったとしても、投げる動作の隙に容易く逃げられたでしょう。

人間は悔しくもイライラし始めます。

「くっそう。あいつら最近近寄ると逃げるんだよなぁ……」とグーグー鳴るお腹に手を当てながら、草なんかを食んでいる獲物を遠くから眺める日々。

 

 

たぶん途方もない年月が経った頃……。

ある日人間は今まで使っていた槍をより遠くへ飛ばせる武器を手に入れました。

それが弓です。

この弓の発明によって狩猟時の獲物ゲット率が飛躍的に伸びました。

なんせ手槍で突くよりもより深く、相手に手傷を負わせる事が出来ますから。

しかも道具も槍から矢へとコンパクトになったので、携帯性もかなり向上しました。

でーうーが良ければ1発で致命傷を与える事も可能な武器である弓。

人間はこの武器を持ってヒューマンライフを謳歌しておりました。

 

 

やがて人間はシンプルな弓からの脱却へと試行錯誤してゆきます。

それは動物を狩るのではなく人を殺すために。

後にヨーロッパのどこかしこで何度も戦争が起きてゆきますが、その時の飛び道具として弓はかなり優れた働きをします。

もちろんその頃にはシンプルな弓は廃れ、劇的に殺傷能力が高まった弓が使われるようになっていきました。

それがクロスボウです。


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アーチャー(射手)が手巻きで弓にテンションを掛けていますね。

暫くはこのクロスボウが戦争時の鉄板武器となり、数々の戦績を納めてゆきます。

 

 

「争いは同じレベルの者同士から生まれる」という言葉が示す通り、戦争もやる回数が増えれば当然武器や作戦なんかも敵と同じスペックになってゆきます。

もし差が出るとしたら経済力の差が出るだけ。

巨人と他球団みたいなもんだよ。

そうなると戦況として膠着状態が長引いてしまいがち。

すると「この状況を打破してーなぁー」という想いが、人々の気持ちの中にフツフツと芽生えてくるもの。

「ひとつ、新しい武器でも考えちゃえますか」となるのも自然の流れ。

人間は火薬を利用した「火器」の発明を模索してゆきます。

そうして出来上がったものが、現代のライフルと呼ばれている銃の前身となるもの。

構造はいたってシンプル。

鉛の筒に火薬と玉を込めて着火するだけ。

このタイプの銃をマスケットと言い、対クロスボウの武器として期待の大型ルーキーよろしく現場へといざ出撃しました。

だがね。

これがまた役に立たなかった。

なんでかって言うと、とにかくまぁ命中率が悪いのさ。

マスケット銃の筒の内寸と玉の外寸はユルユルでズブズブの関係。

与党と日銀・NHKの関係みたいなもんだね。

そんなもんだから発射した玉は前には飛ぶものの、方向は予測不可能な代物でした。

何通りもの変化球を持っている凄いピッチャーなんだけど、キャッチャーのサイン通りの玉がまず投げられないみたいな感じ。

おまけに片手で着火するから、おのずと発射の時は片手で銃を持っているわけ。

すると狙いを定めていても発射時の振動で、銃身が大きくぶれてしまうという有り難くない標準装備つき。

これじゃ命中率が低いというのも頷けます。


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どーでもいいけど口径がメッチャ大きくて笑えるw。

 

 

鉛の筒ですと耐久性が悪くすぐに壊れたりするので、火薬の量はあまり多くは出来ませんでした。

時代が経つにつれ改良が進み銅や鉄といった丈夫な筒へとなりますが、相変わらず命中率はクソというソウルだけはご丁寧に申し送りされました。

そんな理由でマスケット銃が登場したものの、クロスボウか戦場で姿を消す事はなかったのです。

それだけクロスボウの信頼が高かったというのを示しています。

だけどマスケット銃にもメリットはあるのよね。

クロスボウよりもメッチャ安価ですし、技術的なものも特に必要なし。

どーせ狙ったって当たらないしねw。

 

 

当時の戦争は「戦列歩兵」と言って、兵隊さんが横一列もしくは二・三列に並んで行進するものでした。


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もちろんあちら様も同じように横一列なり二列三列でやってきます。

お互いに数十メートルの所まで歩み寄ったら、隊長の掛け声と共に一斉射撃。

これ絶対にやらされたくない戦術No.1だなw。

その時にはマスケット銃が使われましたけど、銃の数と敵が倒れた数のパーセンテージの数値が笑えるほど低い。

相変わらず命中率がクソ。

でもそれがマスケット銃の良さだったのかも知れません。

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