他のブログからのコピーです。

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いよいよこのお題の最終回です。

①と②ではラベルやサイン・ヘッドの形状等で、タムラギターが本物か偽物か区別がつくのでは?という内容でした。

正直僕には余りにも知識と情報が少な過ぎて、断言出来るまでには至りません。

無念。

ただタムラギターのラベルと直筆のサインがあれば、大きな割合でタムラギターだと断定出来るかと。

もしこれからタムラギターの中古を買おうと思われる方は、そこが信用出来る判断材料の1つなのでチェックを忘れずに。

ただ物事って100%はないですからね。

またタムラギターの〔C-番号〕を持っている方で「邪魔だから要らないなぁ~」という方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ管理人にご連絡下さい。

「無料にて無料にてお引き取り致します」です!。





最後なのでちょっとおちゃらけてます。

済みません。

タムラギターの製作者である田村廣さんですが、もう既に他界されています。

廣さんには満という弟さんがいまして、満さんもまたギター職人だったそうです。

満さんの現在に関しては?です。

こちらが満さんが製作されたギター。


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ヘッドの形はお兄さんのと似ていますが、少し形状や飾り彫りが異なります。

別々の工場で作られていたそうなので、良い意味でライバルだったのかも知れません。

端から見ると羨ましいですが、兄弟ならではの葛藤もあったのでしょうね、特に弟さんの方は。

常に比べられてしまいますから……。




そもそも僕がこの「タムラギターを斜め目線から検証してみよう」を書くに至った理由ですけどね。

クロサワ楽器で購入した金物ペグのタムラギターが「なんか怪しい……」だったからです。

これはラベルとかヘッドの問題ではなく、ギターのネックを握った瞬間に「んっ?」と感じたもの。

いささかオカルト的ではありますが、職人ならではの「手感・手検」といった類いですね。

簡単に言えば違和感を感じたんです。

そこら辺は感じ方に個人差が出るところですから、一概に言い切れる事でもないんですけど…… 。

まぁ、僕の直感を軸に話を進めさせて下さい。




まずは材料について少しだけですが、僕なりの疑問点を上げてゆきます。

②でもお伝した通りヒールの部分です。


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ここはネックとボディーを接続する部分なので、作り手側すれば強度を得たいのです。

なのに材料をケチってこんな継ぎ接ぎをしている事に、どうしても納得が出来ません。

他の方のタムラギターのヒール部は、この様な材料取りをしています。


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どれもネックとヒールのツーパーツ構成。

これが正でしょう。

お次はネック材ですけれど。

まずは金ペグの方のネック材を見て下さい。


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黒いポツポツがありますね。

マホガニーやラワン・ジョンコンといった材には、まぁまぁ付き物ではあります。

取り立てて強度うんぬんには関わりませんが、見栄え的には余りお宜しくないかと。

僕は気にしませんけど、気にする人は気にしますね。

これは節の出来損ないか、入り皮。


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入り皮って樹が生長(植物の場合『成長』ではなく「生長」です)して行くときに、皮が樹の中に入り込んでしまった状態です。

これ位ならば強度的には問題ありませんけど、やはり見栄えですね。

ヒール近くの部分にも黒いポツポツがあります。


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白いポツポツはクロサワ楽器の方が、ピカールだかコンパウンドで磨いてくれた残りカスです。

多分黒いポツポツの中に埋まってしまっているかと。

気になる方は楊枝や綿棒で除去しましょう。




一方木ペグのネック材はと言いますと。

3枚まとめて貼りますね。


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樹の目も目切れせずによく通ってますし、四方柾の良材です。

パーフェクトですね。

とても同じ人が判断したとは思えない程の差です。




あと細かな所で言えばフレットですね。

フレットは指板に溝を切ってから、フレット材を打ち込みます。

両サイドははみ出しているので、それをカットしてからヤスリを掛けて成らします。

これが金ペグの方のフレット端の処理です。


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よく見るとヤスリ目か残っています。

実際にここを触るとザラザラしますよ。

木ペグの方はと言いますと。


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文句なしで滑らかです。

でもこう言ったフレットなんかは、リペアが入って交換されていたら製作者の痕跡は無くなってしまうんですよね。

ですから確信を持っては言い切れませんが、あくまでもリペアされていないと云う前提での内容です。

これはヘッド側とブリッジ側のナットにも言えます。




後は手触りですかね。

実際に金ペグのネックを握った時に「んっ?」って思いました。

どうも木ペグの方ほど滑らかではない。

また指板の角の面の取り方も、両者では雲泥の差を見て取れます。

何かが違います。

ここで僕なりの推測を語る場面なんですけどね。

この件に関してコメントを下さっていた方が、そのコメントを全て削除してしまったんですよ。

僕はそのコメントに対して書いていたつもりでしたので、コメントを削除されてしまった以上は僕の推測を語るのは止めておきます。

その推測が正しいか誤っているのかは判りませんが、②でも書いた通り「そうだったらいいなぁ」と思っています。

今回浅くではありますが、タムラギターの製作者である田村廣氏の過去を調べました。

その時代背景から読み取れる事がいくつかあり、僕の予想と結びつけました結論。

あながち的外れではないと思っております。

以上三回に分けてタムラギターについて書きましたけど、なんとも後味の悪い結末となってしまい申し訳ございません。

この件の①~③は違う所で再アップしまして、そこで僕の推測を書き上げるつもりです。

それでは!。

違うブログからのコピーです。

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サウンドホールの底に貼ってあるラベルとサインで、ある程度の真贋は付くようになりました。

これは少し知識を得ればパッと見た目で判断出来る最高の材料です。

懸念としては、相当こすっからいヤツがラベルを偽造してしまう事。

まぁ、そこまでやるんだったらもっとお高いギターを対象にした方がお利口ですよね。

次なるパッと見た目の判断として、タムラギターのヘッドの部分があるそうです。

このブログにコメントがございました。

なるほど。

僕が持っている木ペグのタムラギターのヘッドはこんな形。


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確かにこういった部分は製作者の特徴を現す部分だと思います。

で、クロサワ楽器で購入した「怪しい」方のタムラギターのヘッドは……


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先がR構成のデザインですね。

これいわゆる「フレタヘッド」と言われるそうで、フレタというギター職人がこの形のヘッドを刻んでいたそうです。

なるほど。

ならばこのギターはフレタの?。

なぁんて単純な話ではないですよね。

コメントを下さった方の言葉を推察するに、タムラギターにはフレタヘッドは無いと受け取れました。

それもあり得るかも知れませんね。

でも物事に100%はないので、少し調べてみました。

本当はもっと違うことをしたいのですが……。

なかなかタムラギターを沢山所有されていて、尚且つ画像を上げている方となるとかなりニッチな世界になる訳で (´・ω・`) 。

そんな中やっとお一人、僕の希望に叶う方がいらっしゃいました。

その方はちゃんとギターとラベルの画像まで上げてくれています。

助かります、勝手にお借りします。

3枚ワンセットで上げてゆきます。


1
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画像か粗いのはお許し下さい。

このタムラギターのヘッドは僕の木ペグのヘッドと同じ。

ですから先の方のご意見も「本物」と仰るかと思います。

続きましては3枚ツーセットで上げます。


2
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3
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どうでしょうか?。

画像が粗くて決定的ではないですけれど、このヘッドはどうやらフレタヘッドの様です。

これは一体どういう事なのでしょうか?。

話は単純でして。

(1) タムラギター1は本物で、2と3は偽物である。

(2) タムラギターにもフレタヘッドは存在する。

このどちらかですよね。

にしてもタムラギター2と3にはちゃんとラベルとサインもありますから……。

う~ん、どうなんでしょうねぇ。

実は僕がクロサワ楽器で購入したタムラギターについては、僕なりに「こういう訳なのでは?」という予想が立っています。

かなり「そうだったら良いな」っていうお話ですけどね。

とにかくヘッドからの判断は僕にはなんとも言えませんという結末です。

次回は多分最後になると思います。

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先日「手作りギターを家具職人の目線で見てみたよ」でご紹介したタムラギター。

クロサワ楽器のネット通販で購入した物ですけどね。

そのギターについて僕なりに疑問に思った事を書いて行きたいと思います。

そこそこ長くなるので何回かに分けてアップしてゆく予定です。




まずは鑑定書ではないですけど、ギターのサウンドホールからは製作者が誰なのか一目で判るようにラベルが貼ってあります。

これを見てそのギターが、いわゆる本物か偽物かの判断がつきます。

まずはタムラギターのラベルをざっと貼ってゆきますね。

僕がこれを書くためにネットで集めた物なので、勝手にお借りして済みません。


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この5枚のラベルを見て気が付くのは、1960年代と1970年代でラベルが異なる事。

ラベルに直筆のサインがある事。

です。

でも時にはなんらかの理由でイレギュラーがあるみたいですけどね。

例えばこれ。


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1970年製なのに1960年代のラベルが使われてます。

もしかしたらたまたまで、そんな拘りはなかったのかもです。

またサインもしかり。


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このラベルには直筆のサインがありません。

たったこれだけの検証ですけど、少なくともこの2種類のラベルのどちらかが貼られていればそれはタムラギターで間違いないかと。

直筆のサインがあればほぼ確実。

僕の木ペグのラベルをお見せしましょう。


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ラベルもサインも他の方のタムラギターと同じですので、間違いなく本物だと思われます。

ところでタムラギターは型番としてC-番号とP-番号があるそうで、Cの方はフラメンコギターでPの方はクラシックギターと分けられています。

他にもL-番号というのもありますが、こちらは僕の調査不足で意味不明です。

でもモデルネームとして木星とか惑星名もあるそうで、カタカナで書かれていればフラメンコギター。

漢字もしくはローマ字で書いてあればクラシックギターという話もありました。

真偽については自信はございません。

またラベルにもいくつか隠れキャラでないですが存在するみたいで、こんなラベルもありました。


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僕が決め込んだセオリーをあっさりと破ってきましたよ。

実のところクロサワ楽器で購入したタムラギターのラベルはもっと懐疑的なラベルであります。


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ラベルも怪しいしサインもない。

まさに二重苦の様な状況なのに、どこかほんわかとしたメルヘンチックなラベル。

もしこれが偽物ならクロサワ楽器のクラシック部門の眼を欺いた、違う意味で凄いギターなのではないでしょうか。

次回は違う角度から検証してみたいと思います。